子供も使える花粉症の薬とはどのようなものなのか、しっかり知っておきましょう。
第1世代の抗ヒスタミン薬は子供は服用できません。ただし第3世代の抗ヒスタミン薬は可能です。
この違いはしっかり知っておきましょう。
今回は子供に処方をされることが多い花粉症の薬についてまとめました。
子供にも使える花粉症の薬の種類
アレグラやアレロック
子供にも比較的服用できるとされるのがアレグラやアレロックと言われています。
これらは抗ヒスタミン剤の中でも第3世代の抗ヒスタミン剤と区分けされていて、アレグラやアレロックは子供でも副作用が少ないと言われています。
ただし用量は医師の判断を仰いで適量を守って服用する必要があります。
抗アレルギー剤
身体に花粉が侵入すると免疫反応でヒスタミンが分泌されそれが原因でかゆみを感じます。このかゆみ症状を抑えるのが、この抗アレルギー剤で、基本的には症状が軽度な場合に使われます。
子供の治療にはこの抗アレルギー剤が使われます。
インタール、クロモフェロン、サジテン、リザベン、アレギサール、ペリミドンなどがあります。
抗ヒスタミン剤
症状がひどくなっている場合は、抗アレルギー剤より即効性が期待できる抗ヒスタミン剤を使われることがあります。免疫反応で分泌されたヒスタミンの働きを抑えるのですが、持続性に乏しいことが欠点と言われています。
また抗ヒスタミン剤は、第1世代と第2世代と第3世代と分別されることがあり、第1世代は眠気などの副作用があるものとされ、第2世代はそのような副作用が出にくくいと言われています。
また子供にも服用がすすめられるものが第3世代と呼ばれより眠気などが出にくいと言われています。ただし用量は医師の判断を仰いでください。
第1世代抗ヒスタミン薬
ベナ、レスタミンコーワ、アレルギン、ボララミン、クロール、トリメトン、ピレチア、アタラックス、ペリアクチンがありますが、子供に処方できるものはほとんどありません。
もし処方された場合はリスクなどを医師に相談し適量を服用させてください。
第2世代抗ヒスタミン薬
サジデン、アゼプチン、セルテクト、ニポラジン、トリルダン、インタール、リザベンがあります。この第2世代の抗ヒスタミン薬の中でも、サジテンやリザベン、インタールは、抗アレルギー剤とされるものがあります。
よってインタールなどは子供にも処方されることがあります。
第3世代抗ヒスタミン薬
アレジオン、ジルテック、アレグラ、アレロック、ザイザルがあります。眠気などの副作用は個人差があります。症状によって、子供にアレグラやアレロックは処方されることがあります。
ただし副作用の少ないアレグラでも全身けいれんが起こった事例があるようなので使用に関しては医師にしっかり相談する必要があります。
ステロイド剤
6歳以上で症状がとてもひどい場合のみに局所ステロイド薬が利用されることがありますが、ほとんど使用されることはありません。
医師の判断に基づき服用を検討することがありますので詳しくは医師にしっかり相談ください。
まとめ
花粉症の薬は、抗ヒスタミン剤を含む飲み薬や、ステロイドを使った点鼻薬などで治療します。
いままで成人にしか使用できなかった抗ヒスタミン薬も第3世代の抗ヒスタミン薬が登場し子供に使用できるものが増えています。
どんな成分が使用されているのか知っておくことは重要なので、これら参考にして医師にしっかり相談ください。
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