認知症にはどのような初期症状があるのか、把握しておくことで早期対処が可能になります。
今回は認知症の初期症状について解説します。
認知症の初期症状
認知症は様々な症状がありますが、代表的な初期症状は「もの忘れ」です。このもの忘れをしっかりサインとして認識し、早期に対処すると本人も無駄に傷つかずにすみます。それ以外にも何気ないサインが幾つかありますので紹介します。
認知症の初期症状のサイン
- 買い物がうまくできなくなる
- 今日が何曜日で、何月何日か、わからなくなってしまう
- 季節にあった服を選べなくなってしまう
- 突然興奮したように、暴言を吐くようになる
- 片手や片足にだけしびれやマヒを感じる
- うまく歩けなくなる
- 食べ物をうまく飲み込めなくなる
- 意欲的ではなくなってしまう
- 幻覚がみられる
- 睡眠障害がある
- 猫背になる
- 身だしなみに興味がなくなり、不潔が気にならなくなる
- 同じ言動を繰り返すようになる
- 悪気なく万引きをしてしまう
もし幾つかあてはまるものがあれば、もの忘れ外来で診察してもらうことを検討してみましょう。
ただし本人にとっては、認知症を疑われることに対しストレスを感じてトラブルを引き起こしてしまうことがあります。
まずはご家族の方が近くの病院やクリニックのもの忘れ外来に電話で相談してみるのも、ひとつの手段です。
認知症になりやすい性格
認知症はまだ完全に解明されてはいませんが、認知症になりやすい性格というのは存在するようです。
北里大学の研究結果によれば、穏やかでのんびりした性格の持ち主や、外交的で活発な性格の持ち主は、認知症の発症率が低いことのことです。
認知症になりやすい性格は以下のような特徴があるようです。
認知症になりやすい性格の特徴
- 自己中心的
- わがまま
- 几帳面
- 完璧主義
- 非社交的
性格は人それぞれなので変えようがありませんが、これに当てはまる人は気をつけましょう。
認知症の予防のためには、ストレス対策などをしましょう
認知症の初期症状のまとめ
認知症は初期段階で早期治療を施すことにより、最善の対処が可能となります。
ご家族は、初期症状のサインに気づけるよう準備しておきましょう。
また認知症になりやすい性格も分かってきました。当てはまる人は認知症の予防対策をしましょう。
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