【花粉症薬と風邪薬の併用】NGの理由や副作用の危険

毎年春になると花粉症でつらいですよね。

「花粉症の薬が効かないから風邪薬も一緒に服用しよう」と思った方は多いのではないでしょうか?副作用で命を落とすかもしれません。

花粉症の薬と風邪薬の併用はNGです。

今回は花粉症薬と風邪薬の併用がNGの理由を紹介します。

花粉症の薬と風邪薬は併用は大丈夫なのか?

花粉症の薬と風邪薬の併用は絶対にダメです。

薬の成分によっては効果の過剰作用が出てしまったり、思わぬ副作用がある場合があります。

場合によっては命を落とす危険や、今後の生活に大きな影響を及ぼすこともあるので、薬の服用は医師や薬剤師の指示や判断を仰ぎ、適量を服用する必要があります。

花粉症の薬にはどんな副作用があるの?

花粉症の薬と、風邪薬には抗ヒスタミン成分や血管収縮成分が含まれていることがあります。

つまりこれらを過剰服用してしまうと、以下のような副作用や症状が発生することが考えられます。

眠気

花粉症の薬を服用すると眠気に襲われることがありますが、風邪薬を併用服用すると、この副作用は強まることが考えられます。

眠気作用が少ないといわれる薬でも、思わぬ副作用がある可能性がありますで、注意が必要です。

不整脈

風邪薬などとの併用服用で、血中濃度が高くなることが考えられます。

肝臓疾患や心臓疾患などを患っている方は、重度の不整脈で命を落とす危険性がありますから注意が必要です。

脳出血や心不全

血管収縮成分の過剰服用により、その副作用で血圧があがり、脳出血や心不全などを引き起こす可能性がありますから注意が必要です。

口の渇き

抗ヒスタミン成分の過剰服用で、唾液のの分泌が少なくなることで、口が渇きドライマウスになることがありますので注意が必要です。

月経不順

抗ヒスタミン成分のひとつにオキサトミドというものがあり、これは月経不順を引き起こすなど、身体のコントロールが聴かなくなる作用があるとされているので注意が必要です。

風邪薬で花粉症の薬の代用は効くの?

抗ヒスタミン成分を含む風邪薬なら、アレルギー性鼻炎の症状を緩和する効果が期待できますので、花粉症の症状にある程度は代用可能です。

抗ヒスタミン成分の過剰服用により副作用が考えられますので、医師や薬剤師の指示や判断を仰ぎ適量を服用しましょう。

花粉症の症状がつらくなると、わらもつかみたくなる気持ちはよくわかります。

ただ症状がつらいからといって薬の過剰服用をしても効果が期待できなく、副作用によって重大な問題が発生することがあることを認識しましょう。

むやみに自己の判断で風邪薬を服用するのではなく、医師にしっかり相談の上、薬を処方してもらい適量を服用するようにしてくださいね。

花粉症と風邪の見分け方【併発したら病院は何科?】

2016年2月20日
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