猫背は、普段の姿勢からくる身体のクセや、骨盤のゆがみが原因です。
猫背を改善するために、身体のクセを矯正したり、整体でストレッチしたりすると、なかには筋肉痛になってしまう人もいるようです。
そのような人はどうしたらいいのでしょうか?
今回は、猫背を治すためのおすすめ矯正方法を紹介します。
猫背の矯正で筋肉痛に
猫背は、生活習慣や筋肉の柔軟性がなくなってしまったことにより、骨盤がゆがんだり、身体にクセがついてしまったことにより、前かがみの姿勢になってしまう症状のことをいいます。
猫背の矯正をはじめたら、筋肉痛になってしまう人もいます。
これは、急に姿勢を矯正したことで、血流障害が発生して筋肉痛になったと考えられます。
あまり急激な姿勢の矯正は、身体に負担をかけてしまうので、あまり良くありません。
猫背の矯正方法
どうしたらいいのでしょうか?以下で猫背のおすすめ矯正方法を紹介します。
猫背のタイプを理解する
あなたの猫背はどのタイプか理解することからはじめましょう。猫背は、首猫背、背中猫背、腰猫背、反り腰猫背の4つのタイプがあります。人によっては複数の猫背を患っていることもあります。あなたの症状にあわせて対処方法が変わります。
首猫背
首と背中の境目が折れ曲がっていて、頭が前に突き出ている人の姿勢のことです。ストレートネックやIT猫背と呼ばれることがあります。
パソコンやゲームなどをしているときになりやすい姿勢なのでパソコンやゲームをする若い世代によく見られる猫背です。首猫背は頭が前に出ているので、途中で骨が後ろ方向に曲がらず、頭の中心線の下には支える土台がありません。こうなると重さや衝撃を吸収できなくなるため、むち打ち症になる可能性が上がります。
背中猫背
首の後ろの筋肉が硬くなったうえ、首の前の筋肉が良くなっているという状況に加え、肩甲骨の位置がずれている状態です。一般的によく見られる猫背です。
長時間前かがみになる事務仕事やパソコン作業をする人に多い傾向があります。最近は背中猫背の姿勢矯正の補整下着や、姿勢矯正ベルトなども商品開発されています。
腰猫背
腰部分が曲がっている猫背で、畑仕事をする人や高齢者、あぐらをかいて座ることが多い人、また、デスクワークが多い人に多く見られます。
腰痛やヘルニア、便通の乱れ、生理痛、むくみを引き起こします。女性だと生理痛の症状がひどくなる傾向があるようです。うつぶせの状態から上半身をそらせるポーズで改善されます。
反り腰猫背
腰が前に反っているせいで、お腹がぽっこり突き出た姿勢になるのが特徴的な猫背で、女性に多い猫背です。猫背に見えないため、隠れ猫背と呼ばれることもあります。
肩こりや腰痛のほかに下痢や下半身のだるさを引き起こします。お尻を上にあげるのではなく、少し前に出すような形で歩くことを意識することで改善されます。
専門の整体で診察してもらう
あなたがどの猫背で、どのぐらいの骨盤のゆがみや、身体のクセがあるのか?どれぐらいひどい猫背の症状なのかをアドバイスしてもらい、まず正しい姿勢をアドバイスしてもらいましょう。
あなたの猫背の症状を理解していないと、激しい運動は身体を痛めることになったり、猫背矯正グッズも無駄になってしまいます。
猫背に関する正しい知識を身につける
あなたが猫背を本気で治したいなら、正しい知識を身につけましょう。その上で、生活習慣の見直しや、軽い運動をすれば、きっと猫背の症状は改善していきます。
この書籍では猫背を治す方法をいろいろな体操で紹介しています。どのような筋肉が必要なのか?どういう生活習慣はダメなのか?詳しく知りたい方にはおすすめです。
ストレッチなどで身体を柔らかく保つ
猫背それぞれの症状によって、対処法は変わりますが、ほどんどの猫背では肩甲骨まわりの筋肉が固くなっているので、肩甲骨まわりの筋肉をほぐすストレッチをしましょう。
このストレッチのポイントは肩甲骨の位置です。胸を張りながら、できるだけ引き寄せ、正しい状態で背筋を伸ばし、ゆっくりな呼吸を繰り返します。胸を張り、背筋を伸ばすことを意識しましょう。
肩甲骨ストレッチ
- 立ちあがり、正しい姿勢を心がけます。
- 呼吸を整えます。深呼吸をしたあと、息をすべて吐き出します。
- 両手を胸の前で合わせます
- 両ひじがまっすぐ伸びている状態で、そのまま両手を頭の上に移動させます。この時に息をゆっくり吸いながら胸を張ります。そしておへそに力を入れます。
- 頭の上で手をあわせ続け、10秒静止します。
- この時に背筋を伸ばし肩甲骨を引き寄せるようにするとより効果的です。
- 頭の上であわせ続けた手を胸の前にゆっくり戻します。この時に肺にある息をすべて吐き出します。
- 一番はじめの状態に戻ります。また呼吸を整えてから、息をすべて吐き出しながら繰り返します。
仰向けで寝るようにする
猫背には、仰向けで寝るのが良いです。身体に負担がかからず、寝返りを打ちやすい状態です。
寝返りは、床ずれを防ぐだけでなく、身体への負担を最小限にしながら、血行をよくします。つまりうつ伏せや、横寝が悪いのではなく、寝返りを打ちやすい状態で、仰向けで寝ている時間が長いほうが良い。というのが理想です。
高い枕や柔らかすぎる寝具はできるだけ控えましょう。
猫背矯正アイテムを有効活用する
猫背の矯正にはアイテムを上手に使うことをおすすめします。
これらのアイテムを使い始めると、やみつきになりますよ。
まとめ
猫背の矯正をはじめたら、筋肉痛になってしまう人もいますが、これは、急に姿勢を矯正したことで、血流障害が発生して筋肉痛になったと考えられます。
あまり急激な姿勢の矯正は、身体に負担をかけてしまうので、あまり良くありませんので、段階的に猫背の矯正をしていきましょう。
生活習慣の見直しやストレッチは必要です。ぜひ猫背に関する知識を身につけ正しい方法で対処していきましょう。
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