漢方薬を使って逆流性食道炎を完治させる方法

逆流性食堂炎_漢方完治

逆流性食道炎は、薬の服用で、一時的に楽になっても、またある一定時期に症状が出て完治しないという人が多いようです。

いろいろな薬物治療をしても、専門医に診てもらっても、症状が良くならない人もいるようです。なぜでしょうか?

今回は、逆流性食道炎を完治させる方法と、おすすめの漢方薬を紹介します。

逆流性食道炎がなかなか完治しない理由

チェック

逆流性食道炎は、胃酸が多くなってしまい、また食道括約筋という、胃と食道をつないでいる弁が緩くなることで、胃酸が食道に逆流し、炎症を起こしてしまう病気です。

ガスター10などの逆流性食道炎に効果がある薬はいくつかあります。

これらの薬はH2ブロッカーという薬で、胃酸の分泌量を抑える効果があります。

逆流性食道炎の原因は、胃酸の逆流が原因で胸焼けが起こるのですが、その胃酸の分泌を抑えることによって、効果はあるでしょう。

ただし、薬の効果がなくなれば、胃酸の分泌が過剰になったり、副作用で白血球が少なくなったり便秘になったりして、根本的な解決にはなりません。

逆流性食道炎の根本的な治療は、胃酸の分泌を抑えるのはもちろんですが、胃と食道をつなぐ食道括約筋の緩みなどは、プロトンポンプ阻害薬やH2ブロッカー薬だけでは、難しいでしょう。

プロトンポンプ阻害薬やH2ブロッカー薬だだけで完治したというのは、専門医の話によれば、逆流性食道炎の患者全体の3割程度で、残りの7割は、再発したりし、完治しなく、通院を続ける人が多いと言われています。

逆流性食道炎の完治を目指すならやるべき対処法

生活習慣

逆流性食道炎の完治には、胃酸の過剰分泌の原因を取り除くことが最も重要です。

日本人に多いのは、ストレスの解消と食生活の見直しです。

逆流性食道炎の完治にはストレスの解消が良い

仕事や人間関係のストレスが原因で、胃酸が多く分泌されてしまうことが科学的に証明されています。

ストレスは様々な病気の原因といわれていますが、逆流性食道炎にも、ストレスが原因といわれていますから、まずストレスの解消がとても重要です。

ストレスの解消でいいのは、やはり適度な運動です。激しい運動の必要はありません。天気のいい日に外でウォーキングをするのも、ヨガや体操、ストレッチなども、いいでしょう。

全身の血行を促すことで、ストレスの解消につながり、逆流性食道炎の完治には良い対処法です。

逆流性食道炎の完治には食生活の見直しが必要です

胃酸の分泌が多くなってしまうのは、油っこい食べ物や甘い食べ物を多く食べることによって、胃酸が多く分泌しないと消化できない身体になっていることが原因と考えられます。

それなので、まず逆流性食道炎の完治を目指すなら、胃酸の分泌を抑えるためにも、油っこい食べ物や、甘い食べ物は控える必要があります。

また胃に刺激が強い香辛料や、アルコールなども控えたほうがいいでしょう。これら食生活の見直しは、逆流性食道炎の完治には必要な対処法です。

逆流性食道炎におすすめな薬物治療は副作用の少ない漢方治療

逆流性食道炎の治療には、ガスター10などのプロトンポンプ阻害薬は、一時的に非常に有効ですが、根本的な完治を目指すなら、ストレス解消や食生活の見直しをしながら、副作用の少ない漢方薬を使った薬物治療がおすすめです。

半夏厚朴湯/はんげこうぼくとう

喉のつかえや食道部の違和感、胃炎、吐き気に効果的とされる漢方薬です。神経にも作用するため、ストレスによる緊張感やイライラ、抑うつ状態なども緩和します。

心と体、どちらの面からも逆流性食道炎をケアする漢方薬で、冷え性、顔色が悪いとよく言われる人、体力がない人、免疫力が低下している人におすすめの漢方薬です。

半夏瀉心湯/はんげしゃしんとう

胃腸炎やみぞおちあたりのつかえ、胸やけ、吐き気、げっぷなどに効果的とされる漢方薬です。半夏瀉心湯を構成する生薬のうち、黄ごんと黄連(おうれん)が炎症による熱を緩和します。

健胃作用のある乾姜、大棗、甘草も含まれており、汗をよくかく人や、ほてりの強い人、体力のある人には逆流性食道炎の対処におすすめの漢方薬です。

黄連湯/おうれんとう

急性胃炎、二日酔、口内炎の治療に効果的な漢方薬です。主に吐き気や嘔吐、胃の不快感、消化不良などに用いる漢方薬です。

体力があって、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のある対処におすすめの漢方薬です。

六君子湯/りっくんしとう

胃炎や胃痛、食欲不振、消化不良、嘔吐といった逆流性食道炎の症状に効果的とされる漢方薬です。胃腸の働きを活発にすることで体内の水分の循環を改善します。

六君子湯を構成する生薬に滋養作用のある成分が含まれているので、疲れやすかったり、貧血、冷え性の人におすすめの漢方薬です。

大柴胡湯/だいさいことう

大柴胡湯は、柴胡、黄ごん、半夏、枳実、大黄、芍薬、生姜、大棗の8種類の生薬からなり、効果効能は、肝臓での脂質代謝を高める作用があり、肝機能障害、肝硬変、胆石症、胃炎、胃酸過多症、肥満症などに用いられる漢方薬です。

比較的体力のある人で、便秘がちで、上腹部が張って苦しく、耳鳴り、肩こりなど伴う人におすすめの漢方薬です。

逆流性食堂炎におすすめな漢方治療

医師

いかがでしょうか?

ストレスの解消と食生活の見直しも同時にしながら、薬物治療で徐々に胸焼けも少なくなっていくでしょう。

漢方薬による薬物治療も、治療のひとつですから、しっかり完治させるために、ストレスの解消や食生活も見直してくださいね。

逆流性食道炎の市販薬と漢方薬の完全ガイド

2016年12月2日
逆流性食堂炎_漢方完治
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