逆流性食道炎の咳に薬は効かない理由【逆流性食道炎の咳の正しい対処法】

逆流性食道炎の咳は、どうやって対処すれば良いのでしょうか?

どうやら風邪薬や咳止めの薬を服用してしまう人が多いようです。でもそれは効きません!

今回は、逆流性食道炎の咳に薬が効かない理由をまとめました。

逆流性食道炎の咳に対する間違った対処法

咳止めの薬を服用する

逆流性食道炎の咳は、胃酸の逆流による、胸焼けや呑酸が原因です。

胃酸の過剰分泌を抑える、胃酸抑制の薬を服用するのが正しく、咳止め薬や、総合風邪薬、鼻炎薬は逆効果になってしまうことは覚えておきましょう。

咳止めの薬に抗ヒスタミン剤が含まれていると、口が渇くような副作用があり、咳が余計ひどくなってしまうことがあります。

咳を抑えるためにたくさん食べる

咳を抑えるために、胃や食道に食べ物や飲み物を入れて防ごうとすることは間違っていません。

ただ、暴飲暴食してしまうと、胃酸が過剰に分泌されてしまって悪循環です。

逆流性食道炎の人は、早食いや暴飲暴食はとても良くないので注意することが必要です。

逆流性食道炎の咳の正しい対処法4選

1. 胃酸の分泌を抑える薬を服用する

逆流性食道炎の原因は、胃から食道に胃酸が逆流してしまうことで、引き起こされるのですが、これを抑えるには胃酸の分泌を抑制させることが重要です。

H2ブロッカー薬などで胃酸の分泌を抑えることをまず一番優先してやるべきことです。

2. 食生活を見直す

胃酸の過剰分泌の原因は、油っこい食べ物や、甘い食べ物は胃に負担をかけ、胃酸の分泌を過剰にしてしまいます。

また早食いや暴飲暴食も胃に大きな負担になります。

逆流性食道炎の大きな原因は食生活の見直しでかなり改善できます。

3. 食事後すぐに横たわらない

食後は、胃酸が分泌が促進されます。胃酸がたくさん分泌されている状態で身体を横たわらせると、胃酸が食道に逆流しやすくなり炎症がひどくなる可能性が高まります。

食後はすぐに横たわらずゆっくり楽にして消化を促すことが良いとされています。

4. ストレスをためない

逆流性食道炎は、ストレスが原因で下部食道括約筋が正常に機能せず、胃酸過多や食道への逆流してしまうと考えられています。

通常、胃酸は簡単に逆流しないように人間の体はできているのですが、ストレスが原因となることもあるのでストレスをためないように解消するようにしましょう。

逆流性食道炎の咳にはH2ブロッカーの薬を!

逆流性食道炎まとめ

いかがでしたか?逆流性食道炎の咳の特徴は理解いただけましたでしょうか?

逆流性食道炎の咳がとまらないからといって、抗ヒスタミン剤の配合されている総合風邪薬を服用しても全く意味がありません。

逆流性食道炎は、胃酸の過剰分泌を抑える、胃酸の逆流を防ぐことが、最も大事な対処方法です。食生活の見直し、ストレスをためない生活など、やるべき対処をしっかりとやりましょう。

こちらで逆流動性食道炎にオススメの漢方薬を紹介しています。

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