めまいと吐き気の症状で推測できる病気

『めまい』や『吐き気』が続いたらそれは何かの病気かもしれません。

今回は、めまいと吐き気の症状で推測できる病気をまとめました。

めまいと吐き気の症状で推測できる病気

チェック

メニエール病

立っているのが困難なほどの激しい回転性めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感、吐き気、嘔吐、冷や汗のような症状があったら「メニエール病」という耳の病気が疑われます。

この病気のめまいは身体がグルグルまわるような回転性があることが特徴です。

メニエール病は、先進国に生活する人に多く発展途上国の人には少ないことから、ストレスがこの病気の発症に関係していると言われています。メニエール病のめまいは突発的に起きることが多く、めまいを感じたら座って安静にしましょう。

落ち着いて対処すれば数分でめまいは治まります。命の危険性はありませんが、耳鼻科で診察してもらったほうが良いでしょう。

良性発作性頭位めまい症

寝起きで布団から起き上がったときなどに、グルグル回転するようなめまいや吐き気、嘔吐があったら「良性発作性頭位めまい症」かもしれません。

良性発作性頭位めまい症は、難聴や耳鳴りはありません。

良性発作性頭位めまい症は、内耳にある耳石が剥がれ落ち三半規管に入り頭部を動かすときに、刺激となってめまいなどを引き起こされると考えられています。

エプリー法という頭をとんぼ返りのように動かすとほとんどの人が治ります。この病気も命の危険はありませんが、耳鼻科で診察してもらったほうが良いでしょう。

前庭神経炎

突発的のめまいや吐き気、嘔吐、冷や汗が数日間続いたら、「前庭神経炎」が疑われます。

前庭神経炎は難聴や耳鳴りはありません。

前庭神経炎の原因は現在の医療では不明ですが、めまいが起こる前に風邪に似ている症状があるのでウィルス感染が原因とも考えられます。

この病気も命の危険はありませんが、めまいが続く傾向があるのでなるべく早く薬で治療をはじめましょう。

自律神経失調症

「自律神経失調症」はめまいだけではなく、不眠、動悸、頭痛、倦怠感などの症状があります。また精神的に、気分が落ち込む、イライラ、やる気が出ない、ゆううつ、などの症状もみられます。

自律神経失調症のめまいは突然起こりますが、安静にしていれば治まります。

命の危険はありませんが、他の病気の原因にもなるので早めに治療しましょう。治療は自律神経を整えるために、食生活や睡眠などを見直していくことが重要です。

脳梗塞

突然のめまいに加え、片手に力が入らなくなったり、ろれつがまわらなくなったりしたら、「脳梗塞」の疑いがあります。

めまい自体は軽いのですが、片手が麻痺していたら脳内に異常があります。

命を落とす危険がありますから、大至急、救急車を手配し専門医に診てもらってください。

まとめ

突然、めまいや吐き気があったらパニックを引き起こしてしまいがちですが、原因がある程度認識できていれば冷静に対処できますので自分の症状と見比べて参考にしてください。

いずれにしてもめまいは身体が黄色信号を出しているので、放置することなく専門医に診てもらうことが大事です。

あまり無理しないで、できるだけ早めに専門医に相談しましょう。

原因がわからないのは危険!めまいと吐き気の併発まとめ

2016年3月4日
スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です