胃下垂の人は、口臭がある可能性があります。
胃下垂だと、なぜ口がクサいのでしょうか?
口臭がきつい傾向にある理由をこちらで紹介します。
日本人の3人に1人が胃下垂
胃下垂(いかすい)とは、胃が正常な人よりも下まで垂れ下がっている状態のことを言います。
つまり胃が縦に伸びている状態で、見た目は、お腹がポッコリしているように見えます。
胃下垂は珍しいものではなく、日本人の3人に1人は胃下垂と言われていいます。
胃を支える筋肉や脂肪の少ない痩せ型で長身の人がなりやすいと言われています。
また、暴飲暴食、過労、不安などによるストレスが引き金となり、胃での消化が悪くなって食物が溜まりすぎてしまったために、胃が垂れ下がることで、胃下垂になってしまう人は増え続けています。
胃下垂の人が口がくさい理由
胃が弱ると口臭の原因になる
口臭の原因は、口の中の炎症や、虫歯、歯周病、また舌の上にある舌苔などが原因と考えられていますが、実は胃から異臭を放ち、口臭の原因になることもあります。
卵が腐ったような口臭、下水道のような口臭は、胃が原因と疑った方が良いでしょう。
胃は、胃粘膜が薄くなることで、炎症を起こしたり、食べ物を消化する機能が落ちたりすると、胃の中でガスを発生させ、それが胃の中に溜まってしまうことが、口臭の原因となります。
胃下垂は消化能力低くなっている
胃の働きが弱っていると口臭の原因となりますが、胃下垂の人は普通の人より消化能力が低いです。
これは胃が垂れ下がっていて、蠕動運動(波打って消化を助ける働き)が低下するので、胃の中に食べ物が残りやすく、ガスを発生しやすいためです。
胃に食べ物が停滞する時間が長くなると、口臭が発生しやすくなるのです。
胃下垂の人が気をつけるべき6つのこと
一度にたくさん食べない
一般的に「暴飲暴食」や「大食い」と言われる行為はやめましょう。
一気に食べ物を胃に入れてしまうと、消化が追いつかなく胃もたれや胃酸過多で胃に大きな負担を与えてしまいます。
食事は腹八分目程度で1日3食を決まった時間に摂り胃の負担を減らすようにしましょう。
消化の悪いものを食べない
胃下垂は消化不良を起こしやすいので、消化の悪いものはできるだけ食べないようにしましょう。
「揚げ物」や「甘いもの」は消化に悪い食べ物です。また唐辛子や香辛料などの「激辛のもの」や、アルコール、冷たい飲み物は、胃に負担ををかけるので、胃の働きを低下させてしまいます。
結果として口臭の原因にもなりますので、消化の悪いものは控え、消化の良いものを食べるようにしましょう。
よく噛む・唾液の分泌を促す
早食いなど、よく噛まないで食べてしまうと、胃に負担を与えるばかりか、唾液の分泌が少なくなります。唾液の分泌が少なくなると、虫歯や歯周病の原因にもなり口臭の原因にもなります。
口を開けたままにしない、梅干しなど酸っぱいものを想像して口を唾液で潤すなど工夫しましょう。
猫背を治す
猫背は、姿勢が悪い状態です。姿勢が悪いと、胃を圧迫させてしまい胃の働きを低下させてしまったり、胃酸の過多を引き起こしてしまうとも言われています。
また猫背の人は、消化不良を時期起こしやすいことから、胃下垂になりやすいとも言われています。猫背はなるべく治し、姿勢に気をつけましょう。
体幹を鍛える
胃を支える筋肉が少ないと胃下垂になりやすいと言われていますので、胃を支える筋肉を鍛えましょう。胃を支える筋肉とは体幹といわれています。この体幹鍛えるには、ストレッチやヨガなどが効果的です。
また、体幹を鍛えることで猫背の解消や、姿勢も良くなるので、ぜひ普段の生活から取り入れてください。
ストレスをためない
ストレスは胃下垂をひどくするばかりか、胃の働きを阻害したり、胃酸を過剰分泌し、胃潰瘍や逆流性食道炎などの病気を引き起こしてしまいます。ストレスは口臭の原因にもなると言って過言ではありません。
胃や腸の機能を正常に維持するために、ストレス解消につとめましょう。
胃下垂の人は口臭を発生させやすい
胃下垂の人は口臭がキツくなる可能性が、普通の人と比べて高いことは理解してもらえましたか?
胃下垂の人は口臭がキツイというわけではありませんが、胃下垂の人は胃の消化機能が普通の人と比べて低いので、消化不良を起こしやすいということを覚えておきましょう。
普通の人も、胃の働きが弱くなったり消化不良を起こすと、胃が原因の口臭がキツくなります。
胃に負担のあることは避けるように、気をつけてください。
口臭に悩んでいるなら、ぜひ口臭対策のサプリメントの購入を検討してみてください。
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