めまいと同時に頭痛や耳鳴りなどを伴う症状がある場合は、メニエール病の可能性があります。
メニエール病に効果のある漢方薬はあるのでしょうか?
今回はメニエール病におすすめの漢方薬を紹介します。
メニエール病に漢方薬をおすすめする理由
薬はその成分が身体の特定の部位に働き作用します。
それに対し漢方薬は、局所から全身まで広く働き身体が本来持っている働きや自然治癒力を高めるように作用します。
漢方薬は即効性などは期待できませんが、副作用がほとんどなく人間が本来もつ自然治癒力を高めます。
メニエール病は、原因がまだしっかり解明されていない病気ですが、ストレスや生活習慣が原因と考えられています。
メニエール病の症状は突然のめまいや、頭痛、吐き気、動悸、倦怠感など様々ですが、そのような症状をなるべく予防し副作用が少ないのは漢方薬が良いといわれています。
メニエール病におすすめの漢方薬
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)は、めまい、頭痛、吐き気、耳鳴り、悪心などの症状に適した漢方薬です。
曇天や梅雨時になると起こる頭痛や、メニエール病などの治療に使われます。
耳鳴丸(じめいがん)
耳鳴丸(じめいがん)は、耳鳴りの代表的な漢方薬といわれています。
貧血性の耳鳴りに対する優れた効き目をはじめとし、腰痛、手足のだるさなどの症状を改善します。
釣藤散(ちょうとうさん)
釣藤散(ちょうとうさん)は、漢方の古典である『本事方』に記載されている漢方薬で、慢性的な頭痛、めまい、肩こりがある人に向いています。
慢性に経過する頭痛やめまい、肩こりがある高血圧の症状、慢性頭痛、神経症に使われます。
まとめ
突然のめまいや頭痛、吐き気には、「抗不安薬」などが即効性がありますが、突然のめまいを引き起こさないための「予防策」として今回紹介した漢方薬はおすすめです。
漢方薬は副作用も少ないので、安心して使用できます。ぜひ参考にしてください。
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