逆流性食道炎の人は、口臭がキツイといわれることがあります。口から不快な臭いがするのは避けたいものですよね。
どうしたら良いのでしょうか?
今回は、口臭が気になる逆流性食道炎の人におすすめの漢方薬を紹介します。
逆流性食道炎の口臭の原因
逆流性食道炎とは、胃酸が過剰に分泌され、胃から食道に逆流してしまうことで、食道に炎症が引き起こされる病気です。
通常であれば、食道の括約筋が、胃酸の逆流を防ぐのですが、この機能が弱まり緩くなってしまったりして逆流をさせてしまいます。胃酸が逆流することで、食道に炎症が引き起こされるだけでなく、胸がチリチリ焼けるような痛みを伴う胸焼けや、口元まで酸っぱいものがあがってくるような呑酸などの症状がみられます。
つまり、胃酸の逆流で、口内にも異常が発生し、舌の表面に白っぽい苔のようなものが厚く付着することがあります。
この付着物を舌苔といいますが、一般的に口臭の原因といわれます。舌苔は専用のブラシなどでこすり落とせますが、口臭はなかなかなくならないといわれています。
ひどい口臭の対策
口臭は、実際に自分ではどれぐらいあるのか判別は難しいとされており、自分にはわからないのが口臭の困ったところですが、気にし過ぎてしまう傾向もあるようです。こまめな歯磨きや、舌苔の除去で口臭が抑えることができますが、根本的には、胃酸の逆流で舌苔の原因となる雑菌などの根絶をしないと、なかなか口臭はなくならないでしょう。
口臭を完全になくすためには、逆流性食道炎の完治をさせることです。また逆流性食道炎におすすめな漢方薬に加えて、飲みあわせることで、口臭対策にもなる漢方薬があります。
以下2パターンの飲み合わせは、逆流性食道炎の治療と、口臭対策におすすめな飲みあわせなので、ぜひ口臭が気になる人は試してみてください。
六君子湯+桂枝茯苓丸の飲み合わせ
六君子湯/りっくんしとう
胃炎や胃痛、食欲不振、消化不良、嘔吐といった逆流性食道炎の症状に効果的とされる漢方薬です。胃腸の働きを活発にすることで体内の水分の循環を改善します。
六君子湯を構成する生薬に滋養作用のある成分が含まれているので、疲れやすかったり、貧血、冷え性の人におすすめの漢方薬です。
桂枝茯苓丸/けいしぶくりょうがん
桂枝茯苓丸は、女性の三大漢方薬の1つだと言われています。
女性の三大漢方薬は、当帰芍薬散、加味逍遥散、そしてこの桂枝茯苓丸です。この漢方薬は逆流性食道炎にはあまり関係がない漢方薬ですが、六君子湯と一緒に飲むことで、口臭の原因となる口内の雑菌を抑えることが期待できます。
半夏厚朴湯+柴胡加竜骨牡蠣湯の飲み合わせ
半夏厚朴湯/はんげこうぼくとう
喉のつかえや食道部の違和感、胃炎、吐き気に効果的とされる漢方薬です。神経にも作用するため、ストレスによる緊張感やイライラ、抑うつ状態なども緩和します。
心と体、どちらの面からも逆流性食道炎をケアする漢方薬で、冷え性、顔色が悪いとよく言われる人、体力がない人、免疫力が低下している人におすすめの漢方薬です。
柴胡加竜骨牡蠣湯/さいこかりゅうこつぼれいとう
イライラや不眠、ストレスからくる便秘などの症状に効果がある漢方薬です。比較的体力のある人におすすめの漢方薬です。
この漢方薬は逆流性食道炎にはあまり関係がない漢方薬ですが、ストレスを非常に強く感じていて、イライラが強く、逆流性食道炎によって、キツイ口臭がある場合には、半夏厚朴湯との飲み合わせで、舌苔が少なくなり、口臭が少なくなるといわれています。
逆流性食道炎の口臭におすすめの漢方薬とは
漢方薬は即効性があるわけではないので、ある程度の時間、飲み続ける必要がありますが、口臭に関しては1ヶ月前後でかなり改善するといわれています。
ぜひ口臭が気になる人は、これら飲みあわせを試してください。
逆流性食道炎の口臭はクサイ!
いかがでしょうか?
逆流動性食道炎は口臭の原因にもなり、また口内環境を清潔に維持できないと、他人からの評判が悪くなってしまうことがあります。
だから口の中だけでなく、食道や胃もしっかりとケアしましょう。
唾液を分泌するサプリメント
口が渇くと口臭が発生しやすくなります。
サプリメントなどでポリフェノールをしっかりと補うことは有効な口臭対策です。
こういうサプリメントを有効活用すると、良いですね。
飲むフレグランスサプリメント
口臭や体臭が気になっている女性には、こちらの女子力がアップする飲むフレグランスがおすすめです。
口臭ケアの関連記事
口臭はしっかりと対策をすれば抑えることができます。こちらの記事も参考にしてみてください。
コメントを残す