めまいは身体のどこかに異常がある黄信号状態です。
原因をきちんと突きつめて対処しないと、思わぬ病気を見落とすかもしれません。
今回はめまいに加えて、吐き気や耳鳴りがあると診断された時に、専門医が処方する薬をまとめました。
めまいに加えて『吐き気』や『耳鳴り』に処方される薬
メリスロン(メシル酸ベタヒスチン )
めまいの治療薬です。メニエール病と診断されるとメリスロンが処方されることが多いです。
メリスロンは、脳や内耳の血管を広げて血液循環をよくしたり、内耳毛細血管の透過性を調節する作用があるとされています。
この効果により、メニエール病などの原因となる内リンパ水腫を取り除く効果が期待できます
マイナートランキライザー(抗不安薬)
めまいや耳鳴りは精神的な症状が考えられます。その際には、マイナートランキライザーが処方されることが多いです。
マイナートランキライザーは、脳の視床下部に作用する働きがあり、これによって心身の緊張を緩和させたり、気持ちをリラックスさせたり、自律神経を安定させて心身のバランスをとったりする効果が期待できます。
イソバイド(抗不安薬)
めまいや耳鳴りの症状がひどいときは、イソバイドが処方されることが多いです。
イソバイドは、内耳を満たす液体の過剰による内耳のむくみを軽減します。
めまいや耳鳴り、難聴などの症状があらわれた時に、利尿作用によって内耳のリンパ水腫を軽くする働きのある薬です。メニエール病や低音障害型感音難聴などに用いられます。
半夏白朮天麻湯(漢方薬)
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)は、めまい、頭痛、吐き気、耳鳴り、悪心などの症状に適した漢方薬です。
曇天や梅雨時になると起こる頭痛や、メニエール症候群などの治療に用いられたりします。
まとめ
めまいは身体のどこかに異常がある黄信号状態でいろいろな病気の可能性があります。
吐き気や耳鳴りだけで、病気を特定するのはなかなか難しいです。
原因をきちんと突きつめるためにも病院で診察してもらい原因を特定しましょう。
突然のめまいは安静にして治まるのを待ちましょう。
吐き気も薬などで抑えできるだけ早く診察してもらうことが重要です。
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